東京の9平米アパート、家賃の安さと交通アクセスの良さで人気―中国メディア

人民網日本語版    2018年4月24日(火) 22時20分

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地価の高い東京では、住宅問題が多くの社会人や学生を悩ませ続けている。そんな中、小型単身アパートが最近、若い社会人の間で人気を集めてきている。

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地価の高い東京では、住宅問題が多くの社会人や学生を悩ませ続けている。そんな中、小型単身アパートが最近、若い社会人の間で人気を集め始めている。

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東京の繁華街に位置するこのアパートは、見た目は普通のアパートと全く変わらないが、アパートの廊下は1人がやっと通りぬけられるほどでその幅は1メートルにも満たない。部屋のドアを全開にすると、廊下のスペースがほとんど埋まってしまうほどだ。この小型アパートの各部屋の広さはわずか9平米。しかし基本的な生活設備は全てそろっている。ようやく1人が入れるほどの大きさのシャワールーム、トイレ、ミニキッチン、さらには寝室として使えるロフトもある。

それだけでなく、ディベロッパーは部屋をより広く見せようと、床から天井まで色を全て白に統一したり、高い位置に窓を設置して光を取り入れやすくし、視覚的に広く感じられるようにするといったように、デザイン面で様々な工夫を凝らしている。

通勤時間と生活コストを減らすため、筑木俊輔さん(26)は先月、この小型単身アパートに引っ越してきた。築木さんは、「このアパートの家賃は月6万5000円で、給料の5分の1ほど。東京の中心地の平均家賃8〜10万円と比べると、かなり安い」と話した。

この小型アパート開発に携わる「株式会社SPILYTUS」の仲摩恵佑社長は、「東京の人口は増え続けていることから、東京23区のいい場所だけに特化したアパートを建設し、その入居率は99.3%にまで達している」と説明した。

日本の不動産企業の調査によると、日本でアパートを借りる人たちが部屋を選択するときに最も重視するのが交通アクセスの良さと家賃で、部屋の面積はほとんど重視していないという。また、日本は残業が多く、生活リズムもスピーディーであるため、「家」を寝るための場所と見なす東京で働く一人暮らしの社会人がますます増えており、そのような社会現象が日本の賃貸物件市場に新たなビジネスチャンスをもたらしている。そして賃貸専用のアパートのデザイン・建設に乗り出す不動産企業もますます増えており、一部屋当たりの面積を小さくすることで部屋数を増やし、家賃回収率を高めている。(提供/人民網日本語版・編集/YK)

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