駐豪中国大使が警告「豪の組織的な中国への中傷は両国関係を阻害」―豪紙

Record China    2018年4月23日(月) 9時10分

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20日、中国の成競業・駐オーストラリア大使はこのほど、豪紙オーストラリアンのインタビューで、「オーストラリアの中国に対する組織的な中傷は両国関係を阻害する」と指摘した。写真はキャンベラ。

2018年4月20日、中国メディアの参考消息網によると、中国の成競業(チョン・ジンイエ)駐オーストラリア大使はこのほど、豪紙オーストラリアンのインタビューで、「オーストラリアの中国に対する組織的な中傷は両国関係を阻害する」と指摘した。

オーストラリアでは中国の内政干渉が問題視され、その影響力増大への不安が高まっている。政治家や留学生を利用した中国の政治工作が活発化しているとされることを受け、豪政府は、海外からの投資の規制強化や外国人の政治献金禁止などの法整備を通じて対抗措置を講じている。

こうした情勢について、成大使は「オーストラリアで中国に対する組織的な中傷が行われている」と指摘した。

成大使は「万が一、こうした情勢が修復できないところまで発展すれば、両国の貿易関係に深刻なダメージが生じかねない」と警告し、「オーストラリは中国との間で相互信頼を高めるため行動を伴った対策を講じるべきだ」と述べた。

18日にはトランプ米大統領の対中貿易戦争に豪州も追随することが発表され、中豪関係のさらなる悪化が懸念されている。

成大使は「中国はオーストラリアとのパートナーシップをさらに発展させたいと期待しているが、重要なのはオーストラリア側が歩み寄れるかどうかだ」と指摘した。(翻訳・編集/岡田)

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