中国初の国産空母、「遼寧」とは「用途が別物」―米華字メディア

Record China    2018年4月23日(月) 6時20分

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21日、米華字メディアの多維新聞は、中国初の国産空母と旧ソ連の「ワリヤーグ」を改修した中国初の空母「遼寧」について、中国の軍事専門家が「用途がまったく異なる」との認識を示したことを伝えた。写真は中国初の国産空母。

2018年4月21日、米華字メディアの多維新聞は、中国初の国産空母と旧ソ連の「ワリヤーグ」を改修した中国初の空母「遼寧」について、中国の軍事専門家が「用途がまったく異なる」との認識を示したことを伝えた。

記事は、23日の「中国海軍記念日」を控え、中国海軍の専門家の李傑(リー・ジエ)氏と国際戦略学会の王津(ワン・ジン)氏が、中国の空母について語ったことを紹介した。

中国初の空母「遼寧」は旧ソ連の「ワリャーグ」を改修した練習艦であるのに対し、中国初の国産空母は練習艦ではないと目されている。これについて、王氏は「遼寧は研究や訓練に主眼を置き、搭載されている装備や人員からもそれは明らかだ」と指摘した。李氏も「遼寧の運用目的は中国に必要な空母を開発するためのステップで、戦闘力を構成する存在ではない」との認識を示した。

国産空母の飛行甲板がスキージャンプ式になるのかカタパルト式になるのかについて、李氏は「遼寧での経験を生かして安定した運用が可能なスキージャンプ式になるはずだ」とした。

中国の開発した電磁カタパルトは米国製にも劣らない性能を有していると報じられているが、王氏は「カタパルトだけでなくアレスティング・ワイヤーを使った着艦も含めた技術の成熟を待って搭載されることになる」との見方を示したという。(翻訳・編集/岡田)

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