日本人がモバイル決済を使わない3つの理由―中国メディア

Record China    2018年4月21日(土) 10時50分

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19日、中国メディア・快科技は、「日本人はなぜ支付宝を使わないのか」と題し、日本でモバイル決済が普及しない理由について論じた。資料写真。

2018年4月19日、中国メディア・快科技は、「日本人はなぜ支付宝(アリペイ)を使わないのか」と題し、日本でモバイル決済が普及しない理由について論じた。

記事は「アリババが、今年日本人市場に参入することを宣言したが、この目標の実現には大きな疑問符がつく。今や日本でも数多くの店で支付宝(アリペイ)などのモバイル決済方式が導入されているが、よくよく分析してみると、利用者の99%が日本に観光や出張でやってきた中国人や中国人留学生で、日本人の利用者は1%を超えない。最も簡単で直接的な原因は、日本人が通常、中国の銀行口座と携帯電話番号を持てず、アカウントを開設できないことだ」とした上で、これ以外の大きな理由について3つ挙げている。

1つめは、個人情報の保護だ。記事は「日本では2005年に個人情報保護法が制定されて、個人情報の漏えいに対して厳しい管理が行われているほか、国民も個人情報保護に対して敏感である」と説明。「中国のモバイル決済のような第三者による決済方法は、プライバシー性の高い個人情報がビッグデータとして企業や行政に利用されるリスクがあると考えられており、日本では発展の可能性が低い」と指摘した。

2つめは、クレジットカードの利用環境が整っていること。「日本のネットショッピングは、大部分がクレジットカード決済。日本では信用を判断するのが銀行やクレジットカード会社である上、クレジットカードが決済の手段になっている。日本の強い信用環境とクレジットカードサービスにより、日本人はネット決済を含めてクレジットカードを便利に利用することができる」と論じた。

そして3つめに挙げたのは、日本人の金銭感覚だ。記事は「日本にはクレジットカードを使わず、現金しか持たない人がいる。クレジットカードでは金銭感覚が麻痺してしまうというのだ。日本ではカード破産がしばしば発生しており、これもクレジットカードを持ちたがらない理由になっている。さらに、手数料の支払いやその場で入金されないことからクレジットカードを拒否する商業者も一部にいる」と解説している。(翻訳・編集/川尻

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