中国で公衆トイレの「男女不平等」めぐり議論沸騰=「男子トイレを占拠せよ」抗議運動も―米紙

Record China    2012年3月7日(水) 17時44分

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4日、中国で公衆トイレの男女不平等が議論の的になっている。写真は12年2月、河南省鄭州市で行われた抗議運動「男子トイレを占拠せよ」。

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2012年3月4日、環球時報によると、ニューヨーク・タイムズは2月29日、「これまで見過ごされてきた中国の女性の基本的な欲求」と題する記事を掲載した。公衆トイレが「男女平等」ではないという。

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中国本土では2005年に都市部の公衆トイレの数を男女1:1の同数とする規定が定められたが、台湾や香港では女性用トイレの方が多く、台湾では男女比1:3、香港では同2:3となっている。ある研究では、女性のトイレの使用時間は男性の2倍以上とされ、中国本土の規定では女性が用を足すのに長い時間待たなければならない場合が多く、駅やショッピングセンターなど人の集まる場所では特にその傾向が強い。

中国は過去20年間で衛生条件が大幅に改善されたが、世界保健機関(WHO)は現在も極めて多数の人がトイレ不足のため野天で用を足さざるを得ない状況にあるとみている。また、広東省広州市でこのほど、トイレの待ち時間の男女不平等をなくそうと女子大生が「男子トイレを占拠せよ」という抗議運動を始め、注目されている。

女性客の方が多いデパートなどでは、中国で定められたトイレの男女比1:1では現実にそぐわないとして、香港の規定に照らしてトイレの数を決めているケースも現れている。(翻訳・編集/岡田)

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