いきなりやめると言われても困る…中国の決定に振り回される各国―中国メディア

Record China    2018年4月19日(木) 9時50分

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18日、中国メディア・捜狐に、世界各国から廃棄物を輸入しリサイクルに利用してきた中国が今年1月から海外ごみの輸入を禁止したことを受け、各国から悲鳴が上がっているとする記事が掲載された。資料写真。

2018年4月18日、中国メディア・捜狐に、世界各国から廃棄物を輸入しリサイクルに利用してきた中国が今年1月から海外ごみの輸入を禁止したことを受け、各国から悲鳴が上がっているとする記事が掲載された。

記事はまず、中国が2017年7月、廃プラスチックや未分別の古紙、破棄紡織原料など24種類の固体廃棄物の輸入を年内で禁止すると世界に向けて宣言し、18年1月の禁止令の発効により、一般に「海外ごみ」と呼ばれるこれらの固体廃棄物は正式に閉め出されるようになったと紹介した。

記事は、「中国のごみ輸入量は1995年の450万トンから2016年の4500万トンへと、20年間で10倍に増えた」ことなどを紹介し、「中国の輸入禁止令からわずか数カ月で、各国ではごみが山積するようになり、『制御不能になったごみ』が米英韓日豪などのメディアでトップを飾り、中国の禁止令が世界を『ごみ危機』に陥れていると主張するメディアまで現れた」と指摘。英BBCが今年1月、「なぜ中国はあなたの廃棄物を欲しくなくなったのか」と題する記事を掲載したことや、韓国・聯合ニュースが今月2日、光州市内のごみ処理場に未処理のごみが山のように積まれているのを写真付きで報じたことなどを紹介した。

その上で記事は、海外で「いきなりごみの受け入れを止めるとも言われても困る」「中国のやり方は無責任だ」などの声が出ていることについて、中国外交部の華春瑩(ホア・チュンイン)報道官が「これは国家の生態安全と国民の健康を守るための重大な措置だ。中国政府の国際法に基づく権利でもある。一部の国が中国に対し海外ごみの輸入を継続するよう要求しているが、それは道理に合わず、法的根拠もない。各国はバーゼル条約の精神に基づき、自分たちのごみは自分たちで消化することを願う」と回答したことを紹介した。(翻訳・編集/柳川)

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