中国で砂ぼこりによる深刻な大気汚染が発生―中国メディア

Record China    2018年4月11日(水) 19時10分

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10日、中国新聞網は、10日に砂ぼこりの影響により中国東北地方で深刻な大気汚染が発生したと伝えた。写真は北京市。

2018年4月10日、中国新聞網によると、同日に砂ぼこりの影響により中国北部で深刻な大気汚染が発生した。

中国環境モニタリングステーションによると、10日正午の時点で石家庄市、太原市、陽泉市、晋城市、臨汾市、臨夏市、銅川市、咸陽市、甘南チベット族自治州、西寧市、和田地区などの地域で深刻な大気汚染が発生した。なかでも石家庄市、太原市、陽泉市、朔州市、晋中市、シリンゴル盟、臨夏市では、大気質指数(API)が500を超え、その主な汚染物質はPM10だった。石家庄市ではPM10濃度が1立方メートル当たり1374マイクログラム、陽泉市では1033マイクログラムに達した。

天気予報では、10日は寒気と強い風によって砂やほこりが舞いあがる影響で、北京市、天津市、河北省の多くの地域でPM10汚染が出現するとしていた。また、北西地区の西部や中部でも強い風の影響で砂やほこりが舞い上がり、軽度の汚染になるとの予報が出ていた。このうち、新疆ウイグル自治区の南疆では重度の汚染、東疆では軽度から中度の汚染、青海省の大部分の地域が中度汚染の予報となっていた。

中国環境モニタリングステーションは、11日から12日にかけて強い北西の風の影響で、北西部の大部分で黄砂が発生すると予報。このため北西部の大部分で大気質指数が中度から重度の汚染になるとしている。特に、陜西省北部、甘粛省の一部、新彊ウイグル地区の東彊と南彊地区の一部で、一時的に重度または極めて重度な汚染になると予想している。(翻訳・編集/山中)

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