2018年4月9日、中国の人気オーディション番組「偶像練習生」（Idol Producer）が、知的財産権保護の国際団体から「世界最高のパクリ番組」に認定されるという不名誉な新記録を樹立した。新浪が伝えた。

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動画ストリーミングサービスの愛奇芸（iQiyi）が製作・配信する「偶像練習生」は、9人組男性グループのメンバーを選ぶためのアイドル育成プログラム。国際派女優ファン・ビンビン(范冰冰)の弟が挑戦していることもあり、毎回高視聴率をマークし、このほど「NINE PERCENT」のグループ名でデビューする9人が決定したばかりだ。

当初から、韓国Mnetの人気番組「PRODUCE 101」のパクリだと指摘されていたこの番組。Mnetは今年1月に声明文を公開し、「番組の理念やシステム、フォーマット、ルールなど各種要素が『PRODUCE 101』に酷似している」と指摘。さらに「偶像練習生」の製作に関わったり、協力したことは一切ないと強調し、深刻な著作権侵害に当たることを強調していた。

このほど、仏カンヌで開催の「第1回カンヌ国際シリーズ・フェスティバル」で、知的財産保護協会FRAPA （Global format rights protection agency）が「偶像練習生」について、盗作度が高いことを指摘。「PRODUCE 101」との類似度について“100点満点のうち88点”としており、この数字はこれまでの世界記録を突破したため、「世界最高のパクリ番組」に認定されたことになる。FRAPAでは製作した愛奇芸に対して、驚きと遺憾の意を示している。(翻訳・編集/Mathilda)