悪名高き中国の知的所有権問題、マイケル・ジョーダンは勝てるのか?―米メディア

Record China    2012年2月25日(土) 12時35分

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24日、米NBAの大スター、マイケル・ジョーダン氏による中国スポーツ用品メーカー・喬丹体育を相手取った訴訟が海外メディアの注目を集めている。写真は北京の喬丹体育販売店。

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2012年2月24日、米NBAの大スター、マイケル・ジョーダン氏による中国スポーツ用品メーカー・喬丹体育を相手取った訴訟が海外メディアの注目を集めている。環球時報が伝えた。

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2000年に福建省で設立されたスポーツ用品メーカー「喬丹体育」は、ジョーダン氏の中国語表記である「喬丹(チャオダン)」を商号に使用しているほか、同氏がスポーツ用品世界大手のナイキ社と提携している「エア・ジョーダン」ブランドのロゴマークに酷似したデザインを採用している。

24日付米紙ウォール・ストリート・ジャーナルは、中国の知的所有権問題における最新のケースだとして紹介した。これまでにも多くの問題があったが、一例として挙げられたのはゼネラルモーターズと中国奇瑞自動車のトラブル。奇瑞自動車の英語名「Chery」とシボレーの略称「Chevy」の類似が問題となった。両社は2005年に和解している。

23日付米ビジネスウィークは、ジョーダン氏の訴訟は中国知的所有権制度を問う新たな機会になると評した。知的所有権問題に関して、中国の悪名はよく知られているところ。あのマイクロソフトですら海賊版問題を解決することができなかった。ビジネスウィークは「ジョーダン氏の幸運を祈る」との言葉を贈っている。

一方、ジョーダン氏サイドは中国の制度は改善されつつあると楽観的な見方を示している。同じくNBAのスターだった姚明ヤオ・ミン)氏は昨年、名前を無断使用したスポーツメーカーを訴え、30万元(約375万円)の賠償金を勝ち取った。(翻訳・編集/KT)

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