M.ジョーダンを商標に無断使用、ナイキ社が提訴を後押しする理由は“国内ブランドつぶし”―中国メディア

Record China    2012年2月24日(金) 20時39分

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24日、NBAのスタープレイヤーだったマイケル・ジョーダン氏が、中国のスポーツ用品メーカーの商号に名前を無断使用されているとして提訴したことについて、米スポーツ用品大手・ナイキ社も後押ししていると伝えられた。写真は喬丹体育の製品。

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2012年2月24日、米プロバスケットボール協会(NBA)のスタープレイヤーだったマイケル・ジョーダン氏が、中国のスポーツ用品メーカーの商号に名前を無断使用されているとして提訴したことについて、米スポーツ用品大手・ナイキ社も後押ししていると伝えられた。人民網の報道。

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2000年に福建省で設立されたスポーツ用品メーカー「喬丹体育」は、ジョーダン氏の中国語表記である「喬丹(チャオダン)」を商号に使用している。中国でも「喬丹」と聞けば、多くの人がジョーダン氏を連想するという現状を鑑みれば、彼の名を借りて不当に利益をあげているという指摘は否定できず、「精神的に打撃を受けた」「失望した」とするジョーダン氏の主張は当然のことだ。しかし、メーカー側はあくまで、「中国の法律に厳格に従っており、商号も合法だ。法廷からの公的な通知もまだ受け取っていない」と反駁している。

これを受けて、ジョーダン氏との関係も深いナイキ社は声明を発表し、ジョーダン氏の決断を支持するとの見解を示した。ある匿名の業界関係者は「今回の提訴はジョーダン氏の個人的なものというよりも、むしろナイキ社の後押しによるものだろう」と指摘。「そもそも喬丹体育は中国のドメスティックブランドで、市場で言えば中価格帯。もともとがナイキ社と競合しているわけではない。ナイキ社のような国際的なトップブランドは、中国市場での販路拡大に行き詰っているのだろう。そのためには国内ブランドを叩くしかない」と分析した。

なお、ジョーダン氏は「訴訟で勝ち取った賠償金のすべては、中国のバスケットボール界の将来のために使いたいと考えている」としている。(翻訳・編集/愛玉)

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