2012年、中国がインドを抜いて世界最大の金市場に―中国

Record China    2012年2月20日(月) 9時7分

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17日、世界黄金協会(World Gold Council)によると、中国の金への需要は依然高く、インドの購買需要が弱まってきたことにより、12年は中国がインドに替わって世界最大の金購入国になるという。

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2012年2月17日、世界黄金協会(World Gold Council)によると、中国の金への需要は依然高く、インドの購買需要が弱まってきたことにより、12年は中国がインドに替わって世界最大の金購入国になるとみられている。多維新聞が伝えた。

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中国では富裕層の増加、不安定な経済によるインフレ懸念などが後押しして、貴金属に対する需要が大幅に伸びている。同協会によれば、11年の中国の金の需要は20%上昇し、769.8トンに達し、うち34%(約258.9トン)は投資目的だった。ここ数年、中国はインドに次ぐ世界第2位の金消費国だった。ところがインドの11年の需要量は933.4トンと、10年の1006.3トンより7%下降した。インドルピー疲弊の影響を受け、11年第4四半期のインド国内金価格は歴代最高価格前後を推移している。一方、12年の中国の金需要は20%増加を維持し、900トンを超すと予測されている。

同協会によれば、11年9月、金の価格は1920ドル94セント/オンス(約15万円)となり、同年1月の1308ドル45セント/オンス(約10万円)を大幅に上回る最高値を付けた。米国およびユーロ地域経済に対する憂慮の影響で、株やその他リスクヘッジの資産が大幅に下がる一方で、金の価格が上がったとみられている。

同協会では、金平均価格が10年の1225ドル/オンス(約9万7000円)から11年に1572ドル/オンス(約12万5000円)と引き上げられたのは、世界経済の不確定性やインフレ不安によるものであり、金の需要は基本的に安定維持していると分析している。(翻訳・編集/中原)

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