中国人が知らないインド、インド人が知らない中国―ドイツ紙

Record China    2012年2月21日(火) 11時23分

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14日、ドイツ紙ディー・ツァイトは記事「新興大国が相互に訪問」を掲載した。アジアを代表する二大新興大国、中国とインド。だが両国国民は互いの国をあまりよく理解していない。写真はインド・ウダイプルの予言者生誕祭。

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2012年2月14日、ドイツ紙ディー・ツァイトは記事「新興大国が相互に訪問」を掲載した。

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アジアといえば、いつも中国とインドの二大新興大国が一緒に話題とされる。だが両国国民の相互理解は薄い。ある中国人のインド旅行、あるインド人の中国旅行からこの問題を掘り下げてみたい。

韓さん(65歳)は定年した元エンジニア。インド旅行の印象は1950年代のボリウッド映画となんら変わらなかった。街路は穴だらけで、走っているのはトラックやオートバイ、オート三輪ばかり。貧民窟に行けば小さな小屋と裸足の子どもたちの姿がある。ほとんど好印象がなかったというが、唯一タージマハルの美しさには胸を打たれたという。たとえその周囲がごみだらけだったとしても、だ。

一方、中国にやってきたのはインド人のヤグーブ。上海では立ち並ぶ摩天楼に驚いた。興味があるのは現代のものだけ。歴史には興味がない。上海を代表する観光地、租界時代の名残を残す外灘(バンド)を見ても、「ムンバイみたいだ」と失望していた。

上海に続いて西安を観光したが、コンクリートだらけの上海と違い、寺や石像などが観光資源の西安は自分たちのフィールドだと感じたという。驚いたのはある路地でのこと。道端に机を出して住民がビールを飲みながら麻雀をしていたが、その中に一人女性が混じっていた。「もしインドの女性がああだったらどうなる?」とびっくりした。

伝統的規範の制約が強く大家族のインドと、一人っ子の小家族でしかも女性が男性と一緒に酒を飲んで騒ぐことがゆるされる中国。その違いは鮮明だったという。(翻訳・編集/KT)

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