中国では愛情がお金で買えるものになった―香港メディア

Record China    2012年2月17日(金) 17時59分

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16日、香港メディアは「中国のバレンタインデー、愛情はおいくら?」と題した記事を掲載した。中国人男性にとってバレンタインデーは大変な1日だ。写真はバレンタインデー当日、上海の花屋で花束を買う男性。

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2012年2月16日、環球時報によると、香港の中国評論新聞社は「中国のバレンタインデー、愛情はおいくら?」と題した記事を掲載した。

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中国都市部の若者は、アジア人の伝統的な倹約精神とはかけ離れたお金の使い方をする。バレンタインデーという中国本土で最も流行している西洋の記念日に、彼らが使った金額は実に驚くべきものだ。

中国のバレンタインデー当日発行の新聞にはこのような記事が躍った。若いサラリーマンが1カ月分の給与でガールフレンドへのプレゼントを買った。博士課程に学ぶある学生は1カ月分の生活費を使って片道切符を買い、重慶市に住むガールフレンドに会いに行った。北京のある男性は1000元(約1万2000円)の99本のバラを彼女に送るつもりだ(彼女は999本欲しいところだろうが)。南京の男性は月給の5分の1もする香水を彼女に贈った。「彼女へのプレゼントは、値段でもブランドでも彼女の周囲の女の子がもらうものより良い物じゃないと喜ばないんです。口には出さないとしても」と話す。

中国の適齢期男女比は女性が少ないため、記念日には当然、女性の発言力が強くなる。民間調査によると、中国人女性にとって結婚の決め手は、男性が家や車を持っているという現実的な要素が大きい。お見合い番組である女性が語った「自転車の後ろに乗って笑うより、BMWの中で泣く方がいい」という言葉がそれを物語っている。オンラインアンケートでは、15%の女性が車も家もない男性には嫁がないと考えていることがわかった。

結婚が面倒くさくなった女性は男友達をレンタルしてバレンタインデーを過ごす。1日5000元(約6万円)でオンラインサービスのボーイフレンドをレンタルし、バレンタインデーを過ごすことも可能だ。上海に住む中年の出稼ぎ労働者夫婦は、バレンタインデーに上海の外灘近くのクレーンの下で結婚記念写真を撮影した。結婚当初、写真を撮る余裕がなかったという。チョコレートと花束の投資が価値ある実りをもたらすか、すべては後日明らかになるだろう。(翻訳・編集/渡邊英子)

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