中国の1、2月の対日貿易額が増加、日本製造業の問題頻発で中国企業にチャンス?―中国メディア

Record China    2018年3月31日(土) 11時0分

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29日、金華新聞網は、中国の今年1月と2月の対日貿易額が大幅に上昇したと伝えた。資料写真。

2018年3月29日、金華新聞網は、中国の今年1月と2月の対日貿易額が大幅に上昇したと伝えた。

中国税関のデータによると、今年1月と2月の対日輸出入額は7億8000万元(約132億円)で、前年同期比18.1%増となった。輸出額は7億元(約119億円)で20.4%増、輸入は8000万元(約13億6000万円)で1.7%増となった。

このうち、一般貿易による対日輸出入額が5億6000万元(約95億円)で27%増となり、全体の71.8%を占めた。加工貿易は輸出入額が1億6000万元(約27億円)で6.4%減となり、20.5%を占めた。

記事は、「日本経済の回復が双方の貿易発展を推し進めている」と分析。9日に終了した日本銀行の金融政策決定会合で、異次元緩和政策の現状維持を決めたことも、中国の対日貿易増加に利するとしている。

また、最近日本では、新幹線でも台車に亀裂が入るなどの重大な問題が発生したことや、神戸製鋼所、三菱マテリアル、東レの子会社などで不正問題が次々と発覚したことに言及し、「日本製に品質危機が出現したことで、中国製造にとってはチャンスとなったかもしれない」と分析。中国製造は現在、ミドルエンドからハイエンド製品へと切り替えており、「高品質・低価格という優位性で中国製品は競争力を大きく高めることができており、日本製品の信用に傷がついたことは、日本市場参入の機会を広げた」と論じた。

中国税関は、中国の関連企業は品質競争の意識を高め、安全な品質基準を厳守し、中国製造のブランドイメージを努力してつくり上げ、コストパフォーマンスの高さで国際市場に参入し、積極的にハイエンド製品製造のチャンスをとらえるよう勧めているという。(翻訳・編集/山中)

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