飛び散る汁、噴き出す白煙=携帯電話を操作、おでん食べながら運転して事故―中国

Record China    2018年3月21日(水) 14時10分

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浙江省内の高速道路で17日、乗用車がガードレールに衝突する事故が発生した。運転していた女性は、携帯電話を操作し、同時におでんを食べていた。資料写真。

浙江省内の高速道路で17日、乗用車がガードレールに衝突する事故が発生した。運転していた女性は、携帯電話を操作し、同時におでんを食べていた。

浙江省公安庁の高速交通警察寧波支隊に通報が入ったのは同日午後2時ごろだった。瀋海高速道路の奉化サービスエリアで事故が発生したという。運転していたという女性からだったが、激しく泣いていて説明も不明瞭だった。しかし救援を求めていることは分かった。

警察官が現場に駆け付けたのは十数分後だった。サービスエリアから本線に向かう通路で、白いベンツがガードレールに衝突していた。車体の前部にガードレールがめり込み、完全に破壊されていた。よくある事故現場の光景とも言えるが、少々変わっていたのは機械油の臭いだけでなく、香水の強い香りや食べ物のおいしそうな匂いが漂っていたことだ。事故車のそばではファッショナブルな衣装を身に着けた若い女性2人がぼうぜんとしてしゃがみ込んでいた。

警察官は2人に事情を尋ねた。運転していたという女性は事故の経緯をきちんと説明することができず、「ぼおっとしていたら、突然にぶつかった」と言っただけだった。事故現場の手前を調べたが、ブレーキをかけた痕跡はなかった。車内には食べ物とその汁が散乱していた。

しかし、サービスエリアの給油所作業員が事故の直前直後の様子を見ていた。ベンツに乗っていた女性2人は給油中、携帯電話を操作していた。もう片一方の手には「おでん」が入ったわんを持っていた。

給油が終わってベンツは発車したが、その直後に「ドン!」という大きな音がした。見ると、車はガードレールに衝突していた。車体前部から白煙が噴き出し、女性2人が叫びながら飛び出してきたという。

警察官はさらに、車に乗っていた女性2人に事情を尋ねた。すると女性の1人が「携帯電話を操作しながら運転をしていた」と認めた。さらに、助手席に乗っていた女性に、「おでんを食べさせてもらっていた」という。助手席にいた女性も、運転していた女性におでんを与えることに気を取られ、前方に注意していなかった。

運転していた女性によると、ガードレールが目の前に迫ってから気付き、あわててブレーキを踏んだつもりが間違えてアクセルを踏んでしまった。そのため、車は加速しながらガードレールに激突したという。警察は運転していた女性に、違反点2点と罰金200元(約3300円)を科すことにした。

中国でも「ながらスマホ」が社会的な問題になっている。スマートフォンなどを操作しながら運転したことが、事故につながるケースも珍しくない。しかし「おでんも食べながら」という事例は珍しい。

記事は直接書いていないが、事故を起こした女性は若く、ファッショナブルな衣装を身に着け、高級車に乗っていた。裕福な家の娘である可能性が高い。中国では、裕福な家に生まれ育った若者が「富二代(フーアルダイ)」と呼ばれ、幼少時から「求めれば与えられる」といった生活を続けてきたので、社会的に非常識な行動をする場合があるとして、問題視されている。

中国におでんが進出したのは1990年代後半。日系コンビニが売り出したところ、人気が出た。一方で、台湾では日本統治時代におでんを含めて和食や日本風洋食の多くが定着した。おでんのように、戦後になっても受け継がれた食べ物も珍しくない。

中国では当初、「熬点(アオディエン)」の名で売り出されたが、現在は台湾で多く用いられる「関東煮(グアンドンジュー)」の名で呼ばれることが多い。

なお、この事故で死傷者は出なかった。(翻訳・編集/如月隼人

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