火星探査機「フォボス・グルント」の落下は中国製の偽物部品が原因―ロシアメディア

Record China    2012年1月31日(火) 7時11分

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26日、ロシア国営メディアは、火星探査機「フォボス・グルント」が火星到達に失敗し、太平洋上に落下したのは、中国製の偽物部品を使用したせいだと報じた。写真は昨年11月、バイコヌール宇宙基地より打ち上げられた「フォボス・グルント」。

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2012年1月26日、ロシア国営RIAノーボスチは、火星探査機「フォボス・グルント」が火星到達に失敗し、太平洋上に落下したのは、中国製の偽物部品を使用したせいだと報じた。30日付で参考消息(電子版)が伝えた。

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ロシア連邦宇宙庁は16日、昨年11月に打ち上げられてから火星に向かう軌道に乗れず、地球周回軌道を回り続けていた火星探査機「フォボス・グルント」が太平洋上に落下したと発表した。同機には中国初の火星探査機「蛍火1号」も搭載されていた。その原因について、記事は同庁職員の話として、同機に使われた中国製の電子部品が偽物だった可能性が高いと報じた。

ロシア側が得た情報によると、中国国内では宇宙用部品の偽物の製造が大々的に行われており、一大産業と化している。その精度は高く、専門家でも見分けることは難しい。同機に使われた部品の大半は中国や東南アジアから購入したものであるため、その際に偽物をつかまされた可能性が高い、と記事は指摘している。(翻訳・編集/NN)

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