新技術がごみ分別を推進、ごみを宝に―中国

人民網日本語版    2018年3月20日(火) 1時10分

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1トンの古紙が処理工程を経て850キログラムの紙に生まれ変わる。1トンの廃棄ガラスも処理によってバスケットコートほどの平面ガラスに生まれ変わる。中国では人々の間でごみ分別の意識が高まっており、分別や再処理は今や全国的な系統的プロセスだ。

1トンの古紙が処理工程を経て850キログラムの紙に生まれ変わる。1トンの廃棄ガラスも処理によってバスケットコートほどの平面ガラスに生まれ変わる。中国では人々の間でごみ分別の意識が高まっており、分別や再処理は今や全国的な系統的プロセスだ。人民日報が伝えた。

中国では2000年からごみ分別制度がスタート。ここ数年は、新しい発展理念の下、各地方政府がインターネット技術、ごみ分別、再生可能資源の回収・利用を融合させ、「インターネット+分別回収モデル」を発展させている。

広州市と深セン市はさきにモバイルアプリケーションプラットフォームを打ち出して、ごみ分別の情報化管理を進めた。山東省青島市は昨年12月に初のスマートごみ分別回収ボックスの試行を実施し、ポイント交換制度を取り入れて市民がごみ分別の習慣を身に着けるよう奨励している。

浙江省金華市金東区鎖園村では、各家庭に2つの色違いのごみ箱があり、ごみを分別している。同市は14年5月から農村の生活ごみ分別テスト事業を展開し、17年末までに市内の郷鎮を100%カバーし、今や美しく清潔になったこの村を訪れる観光客がますます増えている。17年の第1〜3四半期に、同市の各地にある農家民宿ツアーの利用者はのべ1990万2000人に達して前年同期比15.2%増加し、営業収入は14億4100万元(約245億円)に上り同21.67%増加した。豊かな自然は金銀ほどの価値を持つようになっている。

次々登場する新技術がごみを宝に変身させる大きな推進力だ。これまでは焼却処分されていた農作物の茎部分だが、今やバイオマス発電技術によって利用が可能になり、農業廃棄物の利用につながるとともに、エコ農業経済を形成した。養殖産業では、大規模な養殖農家や企業が科学技術を利用して、家畜ふん尿を加工して有機肥料にしたり、発電に利用したり、メタンガスを生成したりするケースが多くみられる。

グリーン発展理念がますます人々の間で定着し、より多くの新技術が次々登場する今、美しい中国の建設も新しいページが次々に書き加えられている。(提供/人民網日本語版・編集/KS)

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