金正男氏が北京で目撃される、父・金総書記の死は「自然の摂理」―韓国紙

Record China    2012年1月17日(火) 15時9分

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14日、中国の北京首都国際空港で北朝鮮の金正日総書記の長男、正男氏が目撃された。写真は12月28日に行われた金総書記の告別式。

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2012年1月14日、中国の北京首都国際空港で北朝鮮の金正日(キム・ジョンイル)総書記の長男、正男(ジョンナム)氏が目撃された。16日付韓国紙・朝鮮日報の報道としてシンガポール華字紙・聯合早報が伝えた。

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金総書記の死から1カ月、動向が注目されていた正男氏が北京に現れた。目撃されたのは14日午後、北京首都国際空港第3ターミナルのビジネスラウンジと搭乗ゲート。中国国際航空(CA)の便でマカオに戻るところだったようだ。紺色のダウンジャケットにジーンズ、帽子をかぶり、普通の旅行客と変わらない格好。同行者はいなかった。

搭乗ゲートで朝鮮日報の元北京特派員が偶然遭遇。1人で椅子に座る正男氏に「金正男さんですか?」と問いかけると、慌てた様子で立ち上がり本人であることを認めた。続いて「マカオに戻られるのですか?単独行動も多いんですか?」と尋ねると、「そうだ」と答え、「お父様(金正日総書記)の突然の死に驚かれたでしょう?」との問いには「(人の死というものは)自然の摂理でしょう」と返した。

平壌で行われた葬儀への出欠については、曖昧な返事にとどまった。だが、「長男なので弟たちの面倒を見なければなりませんね」と問いかけると、「そうすべきですね」とはっきり答えた。このほか、ラウンジのパソコンでネット検索をしている正男氏に韓国人ビジネスマンが「韓国に行かれたことは?」と尋ねたところ、「私が行けるわけがない」と回答、「平和統一」と書いてほしいとノートを差し出したが、英語で「Peace」(平和)とだけ書いた。

正男氏はその前の週に北京入りし、北京在住の第1夫人と息子に会っていたものとみられる。金総書記の死去前は2〜3カ月に1度の割合で北京入りしていたという。

また、記事は北京の外交筋の話として、金総書記の葬儀には生前かわいがられていたこの妻子だけが出席したと報じた。12日付日本メディアによると、正男氏は同社のメール取材に対し、「正常な思考の持ち主なら、3代世襲は認めないはず」と答え、正恩(ジョンウン)氏への権力移譲に懐疑的な見方を示した。(翻訳・編集/NN)

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