中国、2月の映画興行収入が100億元の大台突破、世界記録塗り替える―中国メディア

人民網日本語版    2018年3月7日(水) 19時50分

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中国の2月の映画興行収入が100億元の大台を突破し、中国の1カ月当たりの興行収入記録である73億7000万元のほか、北米市場で2011年7月に作られた13億9500億ドルの記録も塗り替えた。写真は「紅海行動」のポスター。

中国の2月の映画興行収入が100億元(約1680億円)の大台を突破し、中国の1カ月当たりの興行収入記録である73億7000万元(約1233億7000万円)のほか、北米市場で2011年7月に作られた13億9500億ドル(約1479億円)の記録も塗り替えた。

春節(旧正月、今年は2月16日)期間中、1つの市場における1日当たりの興行収入記録、1日当たりの動員数記録、週末の興行収入記録など、中国は一連の世界記録を塗り替えた。春節に合わせた7連休中の興行収入は57億2300万元(約961億円)で、そのうち中国国産映画の割合が99.66%、動員数は1億4000万人以上となった。つまり、7連休中、中国人の10人に1人が映画館に行った計算になる。

中国では春節に映画を見るというのが多くの人にとって「恒例行事」となっている。興行収入が絶好調となったのは、今年の春節映画のクオリティーが高かったことが主な原因だ。調査によると、映画を見た人の春節映画に対する満足度は83.4ポイントと、これまでの調査で最高だった。例えば、15年に中国海軍がイエメンで実施した自国民の「救出作戦」を基にした映画「紅海行動(OPERATION RED SEA)」は、ハリウッド映画にも引けを取らない製作スケールだったほか、ストーリーも面白く、中国が世界において自国の責任をしっかりと果たしていることが力強く描かれ、中国人が誇りを持てるような内容にしたため、大ヒットとなり、「面白ければ売れる」という市場の鉄則が再び証明された形となった。

業界関係者は、中国の映画市場が爆発的に成長している理由について、中国経済が急速に発展してるほか、人口が多いこと、さらに、「映画産業促進法」が実施されていることなどを挙げている。昨年3月1日に実施が始まった「映画産業促進法」は、映画産業の発展を中国国民経済と社会発展の計画に盛り込み、中国映画の繁栄と発展は、法律的バックアップを得た形となった。

中国には映画館が9914館、スクリーンが5万3824枚あり、映画の年間興行収入は500億元(約8400億円)に達し、中国の映画市場は世界2位の規模になり、スクリーン総数は世界一となっている。中国国家新聞出版広播電影電視(ラジオ・映画・テレビ)総局の張宏森(ジャン・ホンセン)副局長は、「中国の映画市場は2020年、世界一の規模になるだろう。中国はハリウッドに次ぐ新たな世界映画製作センターとなり、世界の映画資源が一層集まり、世界の映画文化の多様性に一層大きな貢献をするようになるだろう」と予想している。(提供/人民網日本語版・編集/KN)

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