中国の世界最速のリニアモーターカー、18年中頃にラインオフを予定―中国メディア

人民網日本語版    2018年3月6日(火) 16時0分

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全人代代表で中車株洲電力機車有限公司董事長の周清和氏は3日、中国の「2.0版」高速リニアモーターカーが試作・組立段階にあり、今年中頃にはラインオフする予定であることを明かした。

全人代代表で中車株洲電力機車有限公司董事長の周清和(ジョウ・チンホー)氏は3日、中国の「2.0版」高速リニアモーターカーが試作・組立段階にあり、今年中頃にはラインオフする予定であることを明かした。これは中国が自主開発する最速のリニアモーターカーになるとみられている。新華社が伝えた。

周氏によると、長沙リニア快線向けに開発された中国初の中低速列車と比べ、「2.0版」はより高速で軽量化されており、多くの乗客を輸送できるとしており、直線けん引モーターなど重要部品の性能を高めることで、列車の速度は時速100キロから160キロに向上するということだ。

世界においては現在、ショートステータ構造のリニアモーターカーの最高時速は100キロとなっている。ラインオフ・稼働開始後、「2.0版」の時速は世界トップの地位を占めることになり、中国のリニア産業・技術水準が世界トップを維持することになる。

周氏によると、「2.0版」は時速が大幅に向上するほか、車体の複合材料や重要部品サスペンションフレームの軽量化デザイン及びシステム改善などにより、列車がより軽量になる。さらにその定員数は3割以上増える。

周氏によると、「2.0版」は登坂能力が高く、小回りが利き、騒音が少ないといった特徴を備えているほか、都市部や都市・衛星都市間、都市群間、地形が複雑な観光スポット内の運行に適しており、中国の都市化建設や「一帯一路」(the Belt and Road)建設、海外進出の重要レール交通製品になるとの見方を示した。(提供/人民網日本語版・編集/YF)

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