ソウル日本大使館に火炎瓶の中国人、「中国に助けは求めない」=中韓で英雄視も―中国紙

Record China    2012年1月9日(月) 18時6分

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9日、韓国・ソウルの日本大使館に火炎瓶4本を投げ込んだ中国人の男は当局の取り調べに対し、中国の対外的な立場が悪くなることを恐れ、「中国外交部に助けは求めない」と話している。写真は中国・南京に残されているアジア最大の旧日本軍「慰安所」跡。

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2012年1月9日、中国紙・東方日報によると、韓国・ソウルの日本大使館に火炎瓶4本を投げ込んだ中国人の男は当局の取り調べに対し、中国の対外的な立場が悪くなることを恐れ、「中国外交部に助けは求めない」と話している。米華字サイト・多維新聞が伝えた。

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地元当局に現行犯逮捕された広東省出身の劉強(リウ・チアン、37)は8日、ソウルでの火炎瓶投げ込み事件と先月26日に靖国神社に火を付けた事件について、供述を始めた。「自分のしたことは自分で責任を取る」とし、中国の対外的な立場が悪くなることを懸念して、「中国外交部には助けを求めない」と話した。これに対し、中国本土のネット上は劉を英雄視する書き込みであふれた。

8日に火炎瓶を投げ込んだのは、その日が祖母の命日だったから。「日本政府が侵略の歴史への謝罪を拒むこと、第2次大戦中に祖母が慰安婦にされたことに対し、行動で不満を表したかった」としている。

劉は火炎瓶を投げ込んだ時、右手の指に軽いやけどを負った。警察での態度は協力的で、韓国の警察官の中にも劉を英雄視する者が出始めたという。「責任はすべて自分で負う。誰も巻き込みたくない」と話し、靖国神社の放火事件が韓国人の犯行だと日本メディアが報じたことも気に病んでいた。いずれの犯行も「国家や同胞への愛」が動機になったと強調している。(翻訳・編集/NN)

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