出稼ぎ農民の65%が旧正月に帰省、今年も沿海都市で人手不足深刻化か―中国

Record China    2012年1月10日(火) 8時32分

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8日、中国国家人口・計画生育委員会が昨年12月中旬に行った春節期間中の帰省に関する調査から、出稼ぎ農民の65.4%が春節時に帰省することが分かった。写真は帰省ラッシュでごった返す各地の駅。

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2012年1月8日、光明日報によると、中国国家人口・計画生育委員会が昨年12月中旬に行った春節(旧正月、今年は1月23日)期間中の帰省に関する調査から、農民工(出稼ぎ農民)の65.4%が春節時に帰省する(あるいはすでに帰省している)ことが分かった。

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調査は1カ月以上故郷を離れている16歳から59歳までの流動人口1万人を対象に行った。農村に戸籍を所有している割合は83.2%で、そのうちすでに帰省しているのは2.7%、春節を故郷で過ごす予定があるとの回答が62.7%を占め、春節時に帰省する(あるいはすでに帰省している)農民工の割合は65.4%となった。

一方、春節後に出稼ぎをしていた地区へ戻るかどうかについては、9割以上が「戻る」と回答した。「春節後に元の地区へ戻らない」との回答は3.5%で、そのうちの半数以上が「故郷に残る」とし、14.2%が「都市を変更する」、29.2%が「今後についてはまだ決定していない」と回答した。

また、約10.5%が「春節後に元の職場に戻らない」と回答した。このうち、製造業の就業者の割合が最も高く13.6%、地区別では東部地区が14.6%、珠江デルタ地区が18%を占めた。

この調査結果から、近年発生している春節後の人手不足は、これらの業種や地区を中心に今年も深刻になるとみられる。(翻訳・編集/HA)

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