日本で蘭州ラーメンが人気爆発=紹介番組に中国人も納得、内容の充実に「よだれ三千丈」―中国メディア

Record China    2018年3月2日(金) 17時40分

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中国メディアの参考消息は1日、日本で蘭州ラーメンが大人気と紹介する記事を発表した。

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中国メディアの参考消息は1日、日本で蘭州ラーメンが大人気と紹介する記事を発表した。さらに、蘭州ラーメンを紹介する日本のテレビ番組が中国でもインターネットの動画配信で広まり、中国人も納得。番組内容の充実には中国人も「白髪三千丈」ならぬ「よだれ三千丈」状態という。

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蘭州ラーメンは、甘粛省蘭州市の「ご当地グルメ」として知られる一品だ。中国では蘭州牛肉麺(ランジョウ・ニウロウミエン)の名でも知られる。甘粛省にはイスラム教を信仰する回族も多い。蘭州ラーメンは豚肉を使わず、イスラム系住民も楽しめる。麺(めん)の上には豚肉のチャーシューではなく牛肉の醤油煮を置く。

記事は、日本で放送された蘭州ラーメンを扱った番組を取り上げた。同番組は、2017年に東京で開業した蘭州ラーメンの専門店では毎日長蛇の列ができていると紹介。価格は、人民元ならば52元に相当する880円で、決して安価ではないが、それでも店は客で「爆満」状態とした。

食べ終えた客のほとんどが、「孤独のグルメ」の井之頭五郎が料理に満足した時と同様のほほ笑みを見せるとして、客の1人は「日本人にはつくれない味だ」と称賛したと紹介した。

番組はさらに、蘭州にまで取材に行き、スープづくり、麺づくり、麺をゆでる様子など、蘭州ラーメンの調理の過程を詳細に伝え、スタジオでの試食では、最初は「ラーメンは日本が一番」と言っていた出演者が蘭州ラーメンを味わった後には「日本のラーメンとは違うけど、これはおいしい」と発言したと紹介した。

記事によると、同番組は中国でも評判になり、いろいろと口やかましい中国人美食ファンも「よだれ三千丈」状態になったという。

記事は、日本ではSNSで蘭州ラーメンを称賛する書き込みが相次いでいると紹介。日本人は「具の牛は味が染みて柔らか」「ラー油の刺激とパクチーの香り」「華麗でクセになるうまさ」などと評価しているとした。さらに、中国では日本人による蘭州ラーメンへの評価が中国語に翻訳されて紹介されているという。

記事は、日本人の蘭州ラーメンに対する称賛を中国人も大いに評価し「見るだけでお腹がすいた」「私は麺を食べない南部の人間だが、これを見るとよだれが出てしまう」などの書き込みが寄せられていると紹介。中国のネット―ユーザーは自国の食文化に対する自信を改めて強めたという。

記事は、日本人はずっと以前から中華料理に対して強い関心を持っていたと紹介。例として30年以上前にシリーズとして放送された「中国の食文化」という番組を挙げた。同番組は高級な宮廷料理から庶民と食生活までを紹介しており、中国人のネットユーザーも「(内容が古いので)時代性があるが、製作スタッフが心を込めたことを感じる」と評価しているという。

記事は、「日本人が知る中華料理は、中国の改革開放前には基本的に広東料理や広東式の点心だった。香港や広東のあっさりとした味付けは日本人の好みに近かったので、多くの日本人に愛された」と紹介した上で、その後は両国の民間交流も盛んになり、日本における中華料理は極めて多彩になったと論じた。(翻訳・編集/如月隼人

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