<調査>香港人のたった17%にしか「中国人」の自覚がない―台湾メディア

Record China    2012年1月6日(金) 9時49分

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3日、香港大学が行った民間意識調査で香港住民のわずか17%しか自分を「中国人」と自覚していないことがわかった。写真は香港ヴィクトリア・ハーバーの夜景。

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2011年1月3日、台湾のニュースサイト・NOWnewsによれば、香港大学が行った民間意識調査で香港住民のわずか17%しか自分を「中国人」と自覚していないことがわかった。

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これは今世紀で最も低い数字。これに対し、時事評論家の黄世沢(ホアン・シーザー)氏は、香港が中国に返還されて十数年が立ち、すでに中国政府の野蛮なやり方や「あまりにも低い社会に対する信義や誠実」を受容する限界が来ていると分析している。

反対に「香港人」というアイデンティティーの認識率はここ10年で最も高かった。黄氏は台湾メディア・自由電子報で発表した記事で、台湾人も戦後、「台湾接収」にやって来た中華民国部隊に反発したのと同じように、香港人もとうとう中国政府の正体を目の当たりにしているのだと指摘する。

調査について、中国政府駐香港連絡弁公室広報部の●鉄川(ハオ・ティエチュワン、●は赤におおざと)部長は「非科学的」と痛烈に批判。「英国人」という選択項目も入れるべきだとし、調査責任者の鐘庭耀(ジョン・ティンヤオ)氏も「前向きに検討する」と応えたが、黄氏は香港人の多くは英国統治時代を懐かしんでおり、そうなれば「自分は中国人」だと答える割合はさらに低くなるとの見方を示した。

その上で、「香港人でさえ中国人でいたくないと思うのに、台湾の大中国主義者がいまだに幻想を抱くのはなぜか。実際、彼らの描く幻想の中の中国は毛頭存在しない。現在ある中国は、尊厳を受け入れず、教養の乏しい全体主義政府。台湾人はこの事実をしっかり認識して、自分の道を歩むべきだ」と主張している。(翻訳・編集/渡邊英子)

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