中国が軍用犬を大量に飼育・訓練し始めた=その数1万頭―米メディア

Record China    2012年1月2日(月) 6時43分

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12月27日、米軍事サイトのストラテジーページは、中国がこの10年で軍用犬の頭数を増やしており、現在は約1万頭を有していると報じた。写真は南京軍管区の軍用犬訓練。

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2011年12月27日、米軍事サイトのストラテジーページは、中国がこの10年で軍用犬の頭数を増やしており、現在は約1万頭を有していると報じた。31日付で環球時報が伝えた。

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ここ10年間で、中国はイラク・アフガニスタン戦争で軍用犬の使用に成功したことに注目し、軍用犬を増やし始めた。もともと中国の作業犬の歴史は長いが、主に番犬や狩猟用の小型犬に用途が集中していた。

中国の軍用犬の多くは西洋品種の牧羊犬、獣猟犬といった大型犬で、大部分を本土で繁殖し訓練しており、救援や爆破物・麻薬の捜索などに用いている。1950年代には成都軍管区の軍犬センターでドイツ牧羊犬の血統をひいた昆明犬(クンミング・ウルフドッグ)が繁殖されていたが、それら中国本土の作業犬のほとんどは20世紀に途絶えてしまった。同センターは1960年代に閉鎖されたが、1990年代に再開され、これまで中国の軍事機関が保安やその他軍事用途に用いるために大型犬を繁殖・訓練させてきた。

さらに中国では、欧米諸国が軍用犬や警察犬のために開発した犬の眼を直射日光や砂塵などから守る犬用メガネといった特別装備に注目している。最近ではこれら装備品もウェブカメラを搭載したベストや高価な防弾チョッキといったハイテク製品が多い。米国では軍用犬の歴史は100年を超え、第二次世界大戦では約1万頭、ベトナム戦争では約4000頭の軍用犬がいたが、現在は1000頭余りになっている。(翻訳・編集/中原)

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