被害者にも原因がある?韓国軍の性犯罪防止教育が物議=「女性が教育してるのに」「女性らしさを出しちゃ駄目?」―韓国ネット

Record China    2018年2月24日(土) 0時20分

拡大

21日、韓国でも「Me Too」運動が広がる中、韓国軍の性犯罪特別対策チームの関係者の発言が物議を醸している。資料写真。

2018年2月21日、韓国でも「Me Too」運動が広がる中、韓国軍の性犯罪特別対策チームの関係者の発言が物議を醸している。韓国・KBSが報じた。

報道によると、軍は今月12日から性犯罪特別対策チームをつくって運営している。今回問題になっているのは、同チームの陸軍側担当者で陸軍本部の女性軍人・キム二佐。昨年1月10日に陸軍3軍団で行なわれた性犯罪防止教育の際に「性的暴力の被害者たちは被害に遭うだけの理由がある」と発言したことが明らかになり、不適切だと指摘された。当時、女性軍人や軍務員など30人余りが参加していたとされ、キム二佐が講義し、軍の性犯罪防止政策について「こういうものはお前たちが自分で調べなさい」「検索すればみんな出てくる」と説明するなど、内容は形式的なものだったという。

さらに「深刻」とされているのは、講義後に初級将校のみが出席した懇談会でのこと。参加した女性軍人によると、キム二佐は「被害者は被害に遭うだけの理由があった。女性らしさを出してはいけない。被害者たちが注意するのが正解だ。(居酒屋に)出かけて被害に遭ったと言う前に、(まずは)早めに帰宅すること。服もお尻の形が出やすいものは着ないこと」などと発言。さらに「腕を揉んだりするのは(被害を)申告してもいいが、腕をこすったりするのは申告するな。これだから女性軍が排斥されてしまう。分かったか!」とも話したとされる。

同女性軍人は「被害者らが助けを求めたら共感して助けるべきなのに、むしろ被害者のせいにして2次的加害ともとれる発言をした」と話しているという。

これを受け、キム二佐は「意図しない失言だった」と釈明しているとのこと。昨年に軍内部の掲示板で同問題が提起された際にも、軍はキム二佐に対し口頭で注意するにとどまったとされる。

韓国のネットユーザーからは、キム二佐に対し「女性が教育してこれ?」「おかしいんじゃない?女性なのに女性らしさを出しちゃ駄目?それなら男性被害者は男らしいから被害に遭ったってこと?」「自分の娘にも同じこと言える?」など非難の声が相次ぎ、「軍がどれだけ腐っているか教えてくれるいい事例」「韓国の軍隊は行かない方が無病長寿の近道」と軍にも厳しい声が。

対策を提案するユーザーも登場し、「性教育は専門の講師を呼んで講義したらいい。講義料をけちったの?」「まずは教育する側の精神改造からすべき」「むしろク・ソンエ(※韓国の性教育の第一人者と言われる女性)の講義映像を流した方がマシ」などの声が上がった。(翻訳・編集/松村)

この記事のコメントを見る

ピックアップ



   

we`re

RecordChina

お問い合わせ

Record China・記事へのご意見・お問い合わせはこちら

お問い合わせ

業務提携

Record Chinaへの業務提携に関するお問い合わせはこちら

業務提携