なぜ日本では自動販売機が普及したのか?―中国サイト

Record China    2018年2月19日(月) 22時20分

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12日、日本は自動販売機が非常に普及しているとの文章が中国のネット上に掲載された。その背景には4つの理由があるという。写真は自動販売機。

2018年2月12日、中国のネット上に、「日本で自動販売機が大歓迎されているのはなぜか?」と題する記事が掲載された。

記事は、「日本の街中には至る所に自動販売機があり、ほんの数歩歩くたびに自販機を見かけるほど。ある統計によると、全国に約500万台存在しており、国民25人当たり自販機1台という普及率となっている」とした。

では、なぜ日本で自販機がこれほど普及したのか。記事は、社会学者や経済学者の見立てとして、以下の4つの理由を挙げている。

(1)人的コストの高さ

少子高齢化や移民の少なさが、労働力不足や人件費の高騰を招いている。

(2)出店コストの高さ

日本は国土の75%が山地で、利用できる土地は少なく、店舗の賃料も高い。1平方メートル当たりの収益率はコンビニよりも自販機のほうが高いという。

(3)犯罪率の低さ

他の国々では自販機は無人のため盗難に遭いやすいが、日本ではその心配が少ない。また、近年は防犯カメラを備えた自販機も少なくない。

(4)現金支払率の高さ

中国人はモバイル決済、米国人はクレジットカード払いだが、日本は今も現金払いが主流。小銭を作ったり減らしたりする目的でも、自販機は重宝されやすい。

一方、中国の自販機業界について、記事は「まだスタート段階」としており、「業界そのものも、さまざまな理由からまだ成長していない」と伝えている。(翻訳・編集/岡田)

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