日本が台湾東部地震のお見舞いメッセージから「総統」削除、「中国からの圧力」は否定も、台湾ネットユーザーは不満―中国紙

Record China    2018年2月14日(水) 10時20分

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14日、環球時報は、日本の首相官邸公式サイトが8日に掲載した安倍晋三首相による台湾・花蓮地震に対するお見舞いメッセージから「蔡英文総統閣下」の宛先が削除されたと報じた。資料写真。

2018年2月14日、環球時報は、日本の首相官邸公式サイトが8日に掲載した安倍晋三首相による台湾・花蓮地震に対するお見舞いメッセージから「蔡英文総統閣下」の宛先が削除されたと報じた。

首相官邸サイトは8日午前に「台湾東部で発生した地震を受けた安倍内閣総理大臣による蔡英文総統宛てお見舞いメッセージ」を掲載した。しかしほどなく、「台湾東部で発生した地震を受けた安倍内閣総理大臣によるお見舞いメッセージ」とタイトルが変更され、本文にあった「蔡英文総統閣下」の宛名も消された。

「総統閣下」の文字が入ったメッセージについて、台湾の学者からは「台湾を国家と認めたに等しい」との見方が出たほか、9日には中国外交部の報道官が「日本が震災の慰問にかこつけて、国際上で公然と『一中一台』の姿勢を示し、一つの中国の原則に背く行動をとって、台湾問題における日本政府の約束に背いた。中国政府はこれに極めて強い不満を持っており、すでに日本側に強く抗議を行った」と述べていた。

菅義偉官房長官は13日の記者会見で、「中国本土からの抗議を受けたものではない。より広く台湾の方々へのメッセージとして掲載することが適当だと判断して変更した」とコメントしている。

記事は、菅官房長官の説明について、台湾のネット上では「削除するくらいなら最初から書かなければいいのに」「そりゃあ当然、中国からの圧力は否定するだろう。でも実際のところはみんな知っている」「中国本土が本当に攻めてきたら、日本は決して台湾に救いの手を差し伸べないということが、今回の件から見て取れる」といった意見が出たことを紹介している。(翻訳・編集/川尻

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