国外逃亡中のタイ前首相、北京から日本へ?=中国政府は触れず―米華字メディア

Record China    2018年2月13日(火) 17時50分

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13日、米華字メディアの多維新聞は、国外逃亡中のインラック前首相と兄のタクシン元首相が滞在していた北京を離れ日本へ向かったと報じられたことについて、「中国政府はこの問題に触れず、コメントも発表していない」と伝えた。写真は中国外交部庁舎。

2018年2月13日、米華字メディアの多維新聞は、国外逃亡中のインラック前首相と兄のタクシン元首相が滞在していた北京を離れ日本へ向かったと報じられたことについて、「中国政府はこの問題に触れず、コメントも発表していない」と伝えた。

記事によると、タイ英字紙バンコク・ポストは12日、同国のプラウィット副首相が「インラック前首相とタクシン元首相は現在、中国を離れ日本にいると報告を受けている」と語ったことを伝えている。

タイ全国紙のマティチョンは10日、「両氏の北京滞在はすでに1週間に及んでいる」とし、「16日の春節(旧正月)を祝うため北京に滞在しているとみられる」と報じていた。

インラック氏は首相在任中に職務怠慢罪に問われており、昨年8月の最高裁判決を前に国外逃亡した。その後、英国に滞在していることが明らかになっていた。

インラック氏の北京滞在について、多維新聞は11日、中国外交部に問い合わせたが回答はなかったという。12日の定例記者会見でも、同部の報道官はこの問題に触れなかった。記事はこうした中国政府の「自制的な」対応について「インラック氏に政治的保護を与えることを回避したい思惑があるのかもしれない。中国は過去30年以上も外国の要人に政治的保護を与えていない。また、タイ現政権の立場に配慮し沈黙を保っているのかもしれない」と伝えている。(翻訳・編集/柳川)

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