中国系小学校教師、生徒に「本当はね、サンタさんはいないんだよ」=保護者から非難殺到、謝罪―米国

Record China    2011年12月7日(水) 12時30分

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6日、米ニューヨーク州の小学校で教える中国系の女性教師(58)が授業中に2年生の児童に「本当はサンタクロースはいない」と話し、保護者から激しい非難が集中した。写真は09年12月、中国・上海の繁華街に現れたサンタクロース。

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2011年12月6日、米華字紙・世界日報によれば、米ニューヨーク州の小学校で教える中国系の女性教師(58)が授業中に2年生の児童に「本当はサンタクロースはいない」と話し、保護者から激しい非難が集中した。

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ニューヨーク・ポスト紙が4日に報じたところによれば、授業で北極について教えている際に、ある児童が「北極にはサンタクロースが住んでいる」と発言。これに対して女性教師は「サンタクロースなんていない」と話し、さらに「クリスマスツリーの下に届けられるプレゼントも、本当はお父さんやお母さんが置いている」と暴露してしまった。

これを知った保護者からは「教師が子供に教えることではない」「米国の伝統文化をもっと尊重するべきだ」「クリスマスを台無しにした」との非難が集まった。

華人社会も女性教師の発言が不適切であったことを認めている。ニューヨーク華僑中文学校の黄炯常(King Sheng Wong)校長は「自分もクリスマスにはサンタクロースの格好で子どもたちにキャンディーなどを配る。教師は米国の伝統を尊重すべきだ」と指摘。

米国で生まれ育ち、カトリック信者である中国系の羅(ルオ)さんも「自分は両親にサンタクロースはいないと教わってきた。子どもにもそう教えている。だが、教育方針は各家庭によって異なる。学校で先生が『いない』と言ってしまったら、『いる』と教えたい親は困るだろう」と話した。

保護者からの抗議を受け、女性教師は非を認め、児童全員の家庭に電話をかけて謝罪している。(翻訳・編集/岡田)

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