インド製高速鉄道建設の夢はご破算に?日本が破格の条件も問題山積―中国メディア

Record China    2018年2月2日(金) 6時50分

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30日、BWCHINESE中文網は、インドのモディ首相が就任時に掲げた「メード・イン・インディアによる高速鉄道建設」が夢と散る可能性があると伝えた。資料写真。

2018年1月30日、BWCHINESE中文網は、インドのモディ首相が就任時に掲げた「メード・イン・インディアによる高速鉄道建設」が夢と散る可能性があると伝えた。

記事は、「モディ首相はダボス会議で、今後7年間でインドの経済規模を倍にする目標を設定するとともに、『メード・イン・インディア』を強調した。しかし、現地メディアの報道によると、すでに始動してから長い年月が経つ自前の高速鉄道が遅々として実用化されておらず、先ごろになってようやく自国製の高速列車MRVC1181のテストが失敗に終わったことが明らかになったそうだ。その一部部品はすでに取り外され、別の列車に用いられているとのことで、モディ首相が2014年の就任時に掲げた『メード・イン・インディア』と『高速鉄道』の夢は泡と消えたようだ」としている。

また、「自国製の高速鉄道プロジェクトが進まない中で、昨年9月には日本の新幹線方式によるインド初の高速鉄道計画が採用され、今年中に着工する見込みである」と紹介。日本がプロジェクト獲得のために約1900億円を0.1%の低利息、50年の償還期間という破格の待遇で貸し出したとする一方、米紙ニューヨーク・タイムズが「日本が提供する借款はインドの鉄道システム改善に寄与するかもしれないが、インドの製鉄会社の製品は新しい鉄道建設のニーズを満たせるものではない。しかも、検査や補修の費用は150億米ドル(約1兆6400億円)に達している。すでに多くの問題を抱えているインドの財政では賄いきれないだろう」との見方を示していることを紹介した。

さらに、「高速鉄道建設については、インド国民からも批判が出ている」とし、「一般の鉄道の安全性すら確保できていないのに、時速350キロの高速鉄道など非現実的という意見がある。しかも先日、新幹線方式による高速鉄道建設では日本の製鉄企業、建設企業が大部分の作業を請け負うとの情報が流れた。これにより、メード・イン・インディアと自前の高速鉄道建設というインドの夢が改めて打ち砕かれた」と伝えている。(翻訳・編集/川尻

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