展示される「敦煌口脂」は、敦煌研究院が打ち出す最新文化クリエイティブグッズ。「口脂」とは古代中国の口紅で、女性は小さなケースに入った赤い「口脂」を指で取って口に塗り、メイクしていた。口脂はほお紅として使うこともできる。「敦煌口脂」の色は敦煌の壁画を基にしており、純植物製で、その表面には縁起のいい四つ葉のクローバーが金箔で描かれている。口脂も金箔も食べても無害だ。口脂は、中国の伝統的な青磁・龍泉窯で作られた磁器製のケースに入っている。その材料には敦煌土も入っており、その表面にできる水紋と砂漠の砂にできる波状は「一帯一路」(the Belt and Road)を連想させる。
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