2011年11月14日までの3日間、バチカンのシスティーナ礼拝堂を立体再現した大塚国際美術館（徳島県鳴門市）の「システィーナ・ホール」でシスティーナ歌舞伎「GOEMON 石川五右衛門」が上演された。

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この公演は「和と洋のコラボレーション」をテーマとした創作歌舞伎で、ミケランジェロの荘厳な「天井画」を背景に、石川五右衛門、豊臣秀吉、出雲の阿国、イスパニアの神父らが繰り広げる歴史絵巻。石川五右衛門役の片岡愛之助さんが宙乗りを見せたほか、フラメンコ舞踊家小島章司さん、ミュージカル俳優の伊礼彼方さんらが熱演した。

日本伝統の歌舞伎をベースに、義太夫節、フラメンコ、弦楽四重奏、ミュージカルなど東西の様々な芸術が融合。華やかな舞台に全国から詰めかけた多くのファンが酔いしれていた。

大塚国際美術館は大塚製薬グループが設立した世界最大の「陶板名画美術館」。約3万平方メートルの展示スペースに25カ国、190余りの美術館が所蔵する西洋名画1000点以上を原寸大に複製。居ながらにして世界中の美術館が体験できるとあって、中国をはじめ世界各地から、多くの観光客が訪れる人気スポットとなっている。（取材/編集SK）