<続報>金メダリストの証「黄金の空き缶」に被害者続出―中国

Record China    2011年11月14日(月) 17時23分

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11月、中国の五輪金メダリストに贈られる恒例の「黄金の空き缶」がニセモノだったことが発覚。歴代の金メダリストらから続々と被害の声が寄せられだした。写真は高敏さんが金メダル獲得時に贈られた「黄金の空き缶」の現在の姿。

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2011年11月、中国の五輪金メダリストに贈られる恒例の「黄金の空き缶」がニセモノだったことが発覚。歴代の金メダリストらから続々と被害の声が寄せられだした。華西都市報の報道。

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中国大手スポーツ飲料メーカー・健力宝は創業年の84年に開催されたロス五輪で知名度を上げ、中国スポーツ界のスポンサードを通じて成長してきた大企業。五輪大会の覇者たちに「純金製空き缶」を贈ることが恒例となってきたが、先月になって女子柔道の金メダリスト荘暁岩(ジュアン・シャオイエン/92年バルセロナ大会)さんがこれを“まがいもの”と見破った。空き缶表面に気泡のようなものができていたため、貴金属店で鑑定してもらったところ「金含有量はゼロ」との結果が。当初は金200gが使用されているとの説明だった。その鑑定額は、時価50元(約610円)だったという。

荘さんの連絡を受けて、「まさか」と青ざめたのが、中国の“元祖・飛び込みの女王”と呼ばれる高敏(ガオ・ミン)さん。女子飛込みで88年のソウル五輪、92年のバルセロナ五輪で優勝した彼女は、四川省自貢市の実家にあるはずの空き缶の鑑定書を確認したが、彼女が鑑定書だと思っていたのはよく見ると当時のプレスリリースだった。

その他、2000年シドニー五輪柔道女子金メダリストの唐琳(タン・リン)さん、88年ソウル五輪卓球男子金メダリストの陳龍燦(チェン・ロンツァン)さん、92年バルセロナ五輪射撃女子金メダリストの張山(ジャン・シャン)さんも次々と怒りの声を上げており、騒動はいよいよ広がりを見せてきた。(翻訳・編集/愛玉)

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