中国よ、革新国を目指すならまずは「パクリ」の習慣を何とかしろ―米メディア

Record China    2011年11月3日(木) 22時9分

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10月31日、米メディアは「中国に吹くパクリの風」と題した記事で、中国は革新国になりたいのならまずはパクリの習慣を改めるべきだと論じた。写真は10年5月、江蘇省塩城市阜寧県に登場したパクリ版「上海万博中国館」。

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2011年10月31日、米紙ニューヨーク・タイムズ(電子版)は「中国に吹くパクリの風」と題した記事を掲載した。2日付で新華網が伝えた。

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中国が米国を抜いて世界有数の革新者になると恐れている人がいるのなら、つい先日起きた対照的な2つの出来事をどう考えるだろうか。先日、スティーブ・ジョブズ氏がこの世を去った。米国人が彼の死を悼み、功績を称えていた頃、中国人は昆明に現れたほぼ完ぺきなアップルストアのパクリ店舗を閉鎖していた。

30年におよぶ革新の歴史を代表する人物を惜しむ国と、パクリしかできない企業との「もぐら叩き」に明け暮れる国。むろん中国政府がこんなことを望んでいるわけではない。2020年までに「技術強国」になるという目標を掲げ、様々な対策を講じてきた。中国は昨年、前年比56%増となる1万2337件の国際特許を取得。通信設備大手の中興通訊と華為技術は特許申請数で世界の5本の指に入る。数字だけを見ると立派なのだが…。

それなのに政府が「革新」を叫べば叫ぶほど、パクリの風潮が増長する。結局、彼らの前に現れたのはスペルを1字変えただけの「Apple Stoer」や「BlockBerry」といった代物だった。

今の中国にもジョブズ氏のような人物はいると思う。もしかしたら、閉鎖したばかりの「偽アップルストア」にいたのかもしれない。だが、その人物は自分のアイデアが誰にもパクられないという自信が持てるだろうか?法律が彼を守ってくれるという保障はあるのだろうか?(翻訳・編集/NN)

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