<レコチャ広場>パクリは進歩の表れ?中国も日本の流行りを真似ているだけ―中国

Record China    2011年10月24日(月) 19時13分

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21日、北京在住のブロガー、解璽璋氏が「中国本土が日韓を直接パクるようになったのは進歩かもしれない」と題した記事を中国のブログサイトに掲載した。写真は中国のバラエティー番組「天天向上」。

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2011年10月21日、中国・北京在住のブロガー、解璽璋(ジエ・シージャン)氏が「中国本土が日韓を直接パクるようになったのは進歩かもしれない」と題した記事を中国のブログサイト・網易博客に掲載した。以下はその内容。

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18日付の新聞記事が、最近のテレビドラマはパクリ、クローン、盗作の風潮が横行していると批判していた。その代表例が湖南衛視の「越策越開心」「天天向上」「8090」などの看板番組で、それぞれのオープニングが日本のドラマ「ラスト・フレンズ」「BOSS」「クロサギ」に酷似しているという。「天天向上」の半山学院版も「花ざかりの君たちへ〜イケメンパラダイス〜」にソックリとのこと。ただ、「越策越開心」は赤いリボンを流れるようになびかせる技術が追い付かず、視聴者から「ぎこちない動き」と笑われたのだとか。

台湾ドラマにも日本を真似たものが多い。彼らはなぜ、日本ドラマにばかり夢中になるのか。道徳的な問題も当然あるが、これではいつまでたっても独創性が育たないではないか。もっとも、流行文化発展の初期段階ではやむを得ないのかもしれない。商業界では数年前から「中国本土は台湾をパクり、台湾は韓国をパクり、日韓は欧米をパクる」と言われている。そう考えれば、中国本土が台湾を飛び越え直接日本をパクるようになったのはある種の進歩ともいえる。ただ、この進歩は酢を飲んだ時のように少々酸っぱい。

先日、ルイ・ヴィトンがデザインに中国的要素を取り入れているというニュースを聞いた。中国人にとってかなり嬉しいことだが、手放しでは喜べない。それは自分たちの自覚と自信を表したものではなく、一種の「逆輸入」に過ぎないからだ。映画「ラスト、コーション(原題:色、戒)」の原作者、張愛玲も「結婚狂詩曲(原題:囲城)」の作者、銭鐘書も同様に海外でその良さが認められ、中国に逆輸入された形だった。

これは少なくとも我々が流行を敏感に察知し、それを発信できるようになるまでの道のりは相当長いということを意味している。我々にはまだまだ修行が必要だ。もちろん、修業に「パクリ」は欠かせない。(翻訳・編集/NN)

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