北京の「空気の質」が警戒レベル超え、米大使館が独自観測=中国当局は「軽度の汚染」―香港紙

Record China    2011年10月14日(金) 13時22分

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11日、香港の英字紙は「濃霧に覆われた北京」と題した記事で、米国大使館が発表した北京の「空気の質」は警戒レベルを超えていたと報じた。写真は9日の北京。

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2011年10月11日、香港の英字紙サウスチャイナ・モーニング・ポストは「濃霧に覆われた北京」と題した記事を掲載した。14日付で環球時報が伝えた。

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この1週間、北京は窒息しそうなほどの「濃い霧」に覆われている。週末にはついに2008年の北京五輪以来、最もひどいレベルにまで達した。日曜日の9日夜、米国大使館が発表した大気汚染指数は「基準超え」。これはつまり、米国基準では北京の空気の質はすでに警戒レベルを超えているということだ。

しょっちゅう濃霧に困らされている首都・北京も視界の悪さは認めている。だが、この日政府が発表した空気の質は「軽度の汚染」。この日行われたチャイナ・オープンも自転車レースも空気の質の悪さで中断したというニュースは聞かなかったが、地元の気象台は珍しく、市民に「屋外での活動を避けるよう」警告していた。

北京五輪を終えてからの空気の質の急激な悪化はすでに広く知られたことだが、環境保護団体はこれを「政府の監督や努力が足りないせい」だと批判。世界保健機関(WHO)も先月、北京を「世界で最も汚い都市の1つ」に列挙した。だが、中国政府は北京の空気の質について、「10年以上にわたる努力の結果、少しずつ改善されている」と強調している。

北京東部にある米国大使館は2008年初頭から、敷地内に設置された大気観測所での調査を続けている。観測したデータは1時間ごとにツイッターで発表。昨年11月には「クレイジーなほど悪い」とコメントし、地元住民が激しく抗議、コメントを削除するという騒ぎも起きている。(翻訳・編集/NN)

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