プーチン首相が「米国は寄生虫」、中国との友好関係は「史上最高」―中国メディア

Record China    2011年10月13日(木) 11時35分

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11日、中国を公式訪問中のロシア・プーチン首相が北京の釣魚台国賓館で中国国営メディアの取材に応え、米国を「寄生虫」と皮肉った。写真は11日、北京に到着したプーチン首相。

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2011年10月11日、中国を公式訪問中のロシアプーチン首相が北京の釣魚台国賓館で中国国営メディアの取材に応え、米国を「寄生虫」と皮肉った。新華網が伝えた。

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11日から2日間の日程で中国を訪問しているプーチン首相は温家宝(ウェン・ジアバオ)首相との第16回中ロ首相定期会議に出席、両国関係や国際情勢などについて意見交換を行った。新華社通信と中央テレビ(CCTV)の合同取材に応えた同首相はまず、2001年に締結された「中露善隣友好協力条約」の重要性に触れ、同条約が両国の友好・信頼関係を史上最高のレベルに引き上げたと強調した。

難航していた天然ガスの価格については、「買う方は安く買いたい、売る方は高く売りたいというのは当然だ」と理解を示した上で、これを政治レベルの問題にせず、実務を請け負う企業間での話し合いに任せることで温首相と合意に達したと述べた。

また、中国と原子力エネルギー分野での協力を再開したことにも触れ、「福島の悲劇には注意を払っている。だが、ロシアや中国のような大国が原発を持たないわけにはいかない」と原発推進の意向を明らかにした。

このほか、経済の疲弊が指摘される米国を「世界経済の『寄生虫』とまでは言わないが、ドルの独占的地位にかじりつく『寄生虫』」と皮肉。「私の発言は過激とは思わない。欧州の一部リーダーや専門家、大臣などの話を聞いてみても、私と同じ考えだ」と強気の姿勢を見せた。

ロシアの世界貿易機関(WTO)加盟については、同国が世界最多の石油生産・供給国であることを強調し、「ロシアもWTOが必要だが、WTOもロシアが必要だ。ロシアが入っていなければ、WTOは世界的な組織ということはできない」との考えを示した。(翻訳・編集/NN)

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