中国の新潜水艦「新元」は驚くべき大きさ、対空母ミサイル搭載か―カナダメディア

Record China    2011年9月21日(水) 17時25分

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20日、中国・武漢で完成した改良型潜水艦(SS)「新元」は、その船体の巨大さから対艦弾道ミサイル「DF−21D」の搭載が可能ではないかとカナダの軍事誌が報じた。写真は09年10月、中国建国60周年の記念パレードに登場したDF−15Bのミサイル部隊。

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2011年9月20日、新華網によれば、武漢で完成した中国の改良型潜水艦(SS)「新元」は、その船体の巨大さから、対艦弾道ミサイル(ASBM)「DF−21D(東風−21D)」の搭載が可能ではないかと、カナダの軍事誌「漢和防務評論」(KANWA DEFENSE REVIEW)9月号が報じた。

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記事は「新元」について、「その用途はさらに考察する余地がある」としながらも、2010年12月に撮影された衛星写真を分析すると、2隻目の「元」級ディーゼル潜水艦が全長66.33メートルなのに対し、「新元」は87.27メートルで、船幅も6.32メートルに対し、「新元」は7.78メートルときわめて巨大であるとしている。

「新元」は中国海軍が所有する弾道ミサイル発射実験用の「ゴルフ」級潜水艦を上まわる大きさで、老朽化がすすむ「ゴルフ」級に代わるミサイル発射実験用潜水艦となるのではないかと推測される。潜水艦発射弾道ミサイル「JL−1」や「JL−2」、さらには「JL−3」が搭載される可能性も指摘されている。

しかし、「DF-21D」の搭載に関しては、海上から弾道ミサイルを発射することで座標の精度が大幅に落ちるため、仮に核弾頭型の潜水艦発射大陸間ミサイルであったとしても、地上配備型の大陸間弾道ミサイルより命中率は大きく下回る。そのため、DF-21Dで空母を標的にした場合、命中率はさらに下がることになる、と記事は指摘している。(翻訳・編集/岡田)

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