高騰するレアアース、過剰採掘で埋蔵量が激減―中国

Record China    2011年9月17日(土) 18時28分

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15日、過剰な採掘の影響で中国のレアアース埋蔵量は大きく減少している。写真は内モンゴル自治区のレアアース鉱床。

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2011年9月15日、中国のレアアース埋蔵量は5年で37%も減少し、値上がり幅が金を超えるほど高騰している。経済参考報が伝えた。

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中国五鉱輸出入商会の徐旭(シュー・シュー)会長は15日、2011年国際レアアース年度大会に出席、レアアースを取り巻く状況について話した。世界のレアアース産出量の90%は中国に集中している。しかし過剰採掘が進むなか、2005年からの5年間で埋蔵量は37%も減少してしまったという。

こうした中、中国政府は輸出規制を実施し、レアアース価格は急激に高騰している。その値上がり幅は金をも超えるほど。酸化ジスプロシウムにいたっては今年1月から7月の間に価格は9倍以上となった。

同会に出席したオーストラリア工業鉱物企業のダッドリー・キングノース氏は、今後は中国以外でのレアアース採掘が進むとの見通しを示した。2015年には軽希土の中国依存は解消されるが、重希土に関しては50%が中国産に依存すると話している。(翻訳・編集/KT)

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