世界最大のごみ焼却場、建設計画進む―広東省深セン市

Record China    2011年9月15日(木) 15時1分

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14日、広東省深セン市で世界最大のごみ焼却場の建設計画が進められている。完成すれば1日当たり5000トンのごみ処理が可能となる。写真は同市の観光地で捨てられたごみ。

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2011年9月14日、南方日報によると、広東省深セン市のごみ処理能力が現在の埋め立て地では対応しきれないとして、同市で世界最大のごみ焼却場の建設計画が進められている。完成すれば1日当たり5000トンのごみ処理が可能となる。

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2009年12月から運用が開始された鴨湖臨時ごみ埋め立て地は深セン市坪山新区に位置する。8万平方メートル以上の広さがあり、耐用年数は6年とされ、最大80万立方メートルのごみを埋め立て可能だとされている。現在1日あたり600トンのごみを受け入れており、以前から「悪臭がひどい」という指摘があったが、ここ1年間で大幅に改善し、省人民代表大会常務委員会の視察でも「さほどの悪臭はなくなり、大気汚染も減少した」とされた。

しかし、同市の埋め立て地のごみ処理能力はすでに限界に達している上、土地資源の乏しい深セン市はこのままでは周囲を埋め立て地が取り囲んでしまうことになりかねない。年間の市全体の生活ごみ排出量は479.25万トンだが、無害化処理能力は453.37万トン分でしかないことから、ごみの減量を進めるとともに、世界最大のごみ焼却場の建設計画が進められている。

その他にもごみ処理施設の建設が進められており、2015年までに新たに1日当たり合計8000トンの生活ごみの焼却処理が可能となるほか、外食産業などの生ごみも2600トンの再利用が可能となり、建築ごみへの対応も大幅に改善するという。(翻訳・編集/岡田)

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