<故宮博物院>清朝・御林軍の鎧、文革時代にタダ同然で職員に販売していた―北京市

Record China    2011年8月16日(火) 13時42分

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14日、中国・北京市の故宮博物院が文化大革命時代に、清朝・御林軍の鎧(よろい)を1着5毛(0.5元=約6円)という格安価格で職員に販売していたことが分かった。写真は故宮博物院。

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2011年8月14日、中国・北京市の故宮博物院が文化大革命時代に、清朝・御林軍の鎧(よろい)を1着5毛(0.5元=約6円)という格安価格で職員に販売していたことが分かった。シンガポール華字紙・聯合早報が中国紙・新聞晨報の報道を引用して伝えた。

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60年代後半から約10年に渡る「文革」時代にタダ同然で売られてしまったのは、清代の紫禁城を護衛していた御林軍の鎧(よろい)。ひどい物不足に陥っていた1973年、全部で2万着あるうちの3000着が職員の福利厚生の一環に使われた。しかも、買い取りの条件は「原形をとどめないこと」。そのため、鎧をほどいて中に入っている真綿を取り出し、布団などに再加工された。

このほか、1000着が中国人民解放軍傘下の映画制作所「八一電影制片廠」に支給された。残りの1万6000着は今でも中国軍事博物館に展示されているという。同院では5月以降、職員による展示品の窃盗、超高級会員制クラブの運営疑惑、国宝級文化財の破損事件の隠ぺいなど、不祥事が次々と明るみになっている。(翻訳・編集/NN)

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