JR信越線の列車立ち往生、中国ネットユーザーが日本人を絶賛=「感動した!本当に模範のよう」「世界中の誰もがこうなれば…」

Record China    2018年1月18日(木) 7時50分

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11日にJR東日本の信越線で発生した降雪による列車立ち往生について、中国のネットユーザーがコメントを寄せている。写真は雪の新潟。

11日にJR東日本の信越線で発生した降雪による列車立ち往生について、中国のネットユーザーがコメントを寄せている。

列車が立ち往生したのは11日午後6時56分。東光寺駅から300メートルほどの場所で積雪のため動けなくなった。その後、人力の除雪などで一度は運転を再開したものの、列車は再び停止。JR東日本新潟支社は「脱線のおそれがある」としてそれ以上の運転を取りやめた。結局、除雪車などが投入され、運転が再開されたのは約15時間半後の午前10時26分だった。

列車には当時およそ430人が乗っており、満員状態だったが、疲れた人に代わる代わる席を譲るなどの光景が見られたという。トイレは使用可能だったが、長い列ができていた。救援物資の水が配られたが、トイレに行かなくて済むよう飲むのを控えた乗客もいたそうだ。また、ツイッターには応援が来るまで一人で乗客の対応や除雪作業をして、車内外を走り回っていた運転士に対する感謝の声も出ている。

この騒動は、中国版ツイッター・微博(ウェイボー)でも伝えられており、自メディア(新興メディア)の日本流行毎日速報のアカウントは日本の報道などを基に「JR信越線の列車が大雪で立ち往生。430人の乗客が車内で15時間も待たされた。しかし、これだけ長い時間待たされていたにもかかわらず、多くの乗客は不満を言うこともなく、中にはJRの対応に感謝を述べる人もいた」と伝えている。

ネットユーザーからは、「これぞまさに、文明社会のあるべき姿」「危険を顧みず、外に出て除雪した運転士。感動する」「映画になりそうな話だな」といった声が寄せられた。

また、日本在住とみられるユーザーは「僕と同じ店でバイトしている日本人の同級生も当時車内にいた。一昨日、バイトの時に話を聞いたら、乗客の多くが運転士の除雪を手伝おうとしていて、運転士に励ましの声をかける人も多かったそう。同級生も周りの人たちに感動したって言ってたよ」と投稿し、最も多くの“いいね”を集めた。

さらに、「ニュースを見て感動した。特に、乗客が互いに席を譲り合っていたこと。みんなで協力して、けんかもない。本当に模範のよう」というコメントや、「以前、乗務員をしていたけど、列車が遅れた時は文句を言われ、罵倒され、どんなに説明しても聞き入れてもらえなかった。もし世界中の誰もが、このような寛容さと相手を理解する心を持つようになれば、当時あの職場で奮闘していた人たちにとっては最大の慰めになる」という体験談も。

この他、「最近、国内で列車のドアを押さえて発射を妨害したわがままな女性がいたことを思い出した。日本人の思いやりに感服すると言わざるをえない」「3.11の時に日本にいた先輩は、『日本は、どんなに大きな災害でも怖がる必要はないという勇気を与えてくれる国』と言っていた」「中国でもいつか同じような光景が見たい」などのコメントが寄せられている。

中国では、東日本大震災の時に救援物資を受け取る被災者がきちんと列に並んでいる様子が繰り返し伝えられ、「災害時も冷静で秩序を保つ」と称賛の的になっていた。(翻訳・編集/北田

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