李克強副首相が異例の香港訪問、温首相の後継者に正式内定か―香港紙

Record China    2011年8月5日(金) 17時43分

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3日、中国の李克強副首相が今月半ばに香港を公式訪問することが分かった。副首相の香港訪問は前例がないことから、温家宝首相の後継者として正式に内定したとの見方が強まっている。写真は北京の中南海。

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2011年8月3日、中国の李克強(リー・コーチアン)副首相が今月半ばに香港を公式訪問することが分かった。副首相の香港訪問は前例がないことから、温家宝(ウェン・ジアバオ)首相の後継者として正式に内定したとの見方が強まっている。香港紙・明報が伝えた。

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記事によると、李副首相は広東省深セン市で8月12日〜23日に開催される第26回世界大学生運動会(ユニバーシアード大会)の期間中、香港を訪問する。2007年に中央政治局常務委員に昇進してから初の訪問。記事は、李副首相が来年の十八大(中国共産党第18回全国代表大会)で党内序列第2位の座に就き、2013年の第12回全国人民代表大会(全人代)で首相に就任することが確定したことの現れとの見方を示した。

中国共産党の最高意思決定機関である「中央政治局常務委員会」の委員の香港訪問は、国家主席、首相、全人代委員長、全国政協主席の「ビッグ4」以外は、香港・マカオ事務弁公室の主任と指導者の後継者に内定している者のみという厳しい規定がある。2003年以降の訪問は、温首相(03年)、曽慶紅(ゾン・チンホン)国家副主席(05年)、賈慶林(ジア・チンリン)全国政協主席(06年6月)、呉邦国(ウー・バングオ)全人代委員長(同12月)、胡錦濤(フー・ジンタオ)国家主席(07年)、習近平(シー・ジンピン)国家副主席(08年)のみ。

副首相が訪問した前例はなく、李副首相の今回の訪問は異例。温首相も2003年の首相就任以前に訪問したことはない。こうしたことから、これで来年の十八大で現在の「胡温体制」から「習李体制」に移行することがほぼ決まった形となった、と記事は伝えた。(翻訳・編集/NN)

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