国内最大の海上油田から再び原油漏出、収拾宣言から一転―中国

Record China    2011年7月12日(火) 15時33分

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12日、中国国内最大の海上油田で原油の漏出事故が発生している問題で、一度は「基本的に収拾がついた」としていた状況が再び悪化し、原油がいまだ漏れていることがわかった。

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2011年7月12日、中国国内最大の海上油田で原油の漏出事故が発生している問題で、一度は「基本的に収拾がついた」としていた状況が再び悪化し、原油がいまだに漏れていることがわかった。京華時報が伝えた。

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事故が発生したのは、中国国営エネルギー企業・中国海洋石油(CNOOC)が渤海湾に所有する油田の中の蓬莱19−3油田で、国内最大の海上油田。国家海洋局の今月5日付の発表によると、原油の流出は6月4日から始まり、その範囲はすでに840平方キロメートルに及んでいる。共同事業に携わる米総合石油エネルギー企業・コノコフィリップスは、「事態は基本的に収拾がついた」としていたが、今月10日、再び原油の流出が確認された。

同日撮影の衛星画像は、油田付近の海面で再び帯状に原油が流れ出ている様をとらえている。また、国家海洋局海洋環境保護局などの専門チームによる海底探査の結果でも、原油の流出を確認した。実質的に油田の運営にあたっているコノコフィリップスは、事故原因の究明と徹底した処置を求められているが、現段階では「詳細を確認中」とのことで外部の取材には応えていない。

中国が体験する初めての海上油田の漏出事故。その対応にもまだノウハウが確立されていないと見られる。また、事故が発生してから1カ月あまり、発表が遅れたことに関しても批判が集まっている。(翻訳・編集/愛玉)

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