高成長の中国高速鉄道、技術力も世界レベルへ―海外メディア

Record China    2011年6月19日(日) 6時25分

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16日、6月末に開業予定の北京と上海を結ぶ京滬高速鉄道について、海外メディアが大きく報道している。写真は17日、メディアに公開された試運転。

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2011年6月16日、環球時報によると、6月末に開業予定の北京と上海を結ぶ京滬高速鉄道について、海外メディアが大きく報道している。

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AFP通信は13日、中国鉄道部の胡亜東(フー・ヤードン)副部長が記者会見で京滬高速鉄道の6月末の正式開業を発表したと報じた。最高設計速度は時速380km、実際の運行速度は時速250〜300kmで、北京―上海間を4時間48分で結ぶ。中国の高速鉄道の営業距離は2010年末までに8358kmとなり、2020年には1万6000kmまで延びる予定だ。

ブルームバーグは、運賃が予想より低く設定されたことに注目している。一番安い乗車券は410元(約5100円)で、これは競合相手となる北京―上海間のドル箱航空路線を意識したことによるものとみられている。同鉄道の1等席は935元(約1万1600円)、ビジネスシートは1750元(約2万1800円)で、初期の利用客は1日当たり18万人と予測されている。

韓国紙・朝鮮日報は、中国の高速鉄道技術は先進国の80%にまで達していると分析。客観的な比較は難しいが、最近の中国の高速鉄道契約金額からみるとその80%は中国製で、外国技術を利用しているのはわずか20%、この勢いならば3年後には先進国の技術レベルを超える可能性もあると指摘した。中国の高速鉄道は短期間で成長し、安全面での不安が完全に消えたわけではないものの、その技術力は軽視できない。21世紀初頭に高速鉄道を自主開発してから技術を積み重ね、現在は強大な資本と価格競争力を武器に世界市場に進出している。(翻訳・編集/中原)

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