<リビア情勢>リビア外相が訪中、中国は傍観の姿勢を転換か―米華字紙

Record China    2011年6月9日(木) 11時3分

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7日、中国外交部の洪磊報道官は、リビアのオベイディ外相が9日までの日程で訪中していることを明らかにした。写真はリビア国営テレビのアナウンサー。番組中に銃を取り出しカダフィ氏への忠誠を表明した。

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2011年6月7日、中国外交部の洪磊(ホン・レイ)報道官は記者会見で、リビアのオベイディ外相が9日までの日程で訪中していることを明らかにした。中国高官らとリビア情勢について意見を交換する。リビア米華字メディア・多維ニュースが伝えた。

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記事によると、これまでに中国駐エジプト大使館の外交官がベンガジを訪れ、リビアの反体制派・暫定国民評議会の代表と接触していた。中国はリビア情勢から距離を置く姿勢を転換したと記事は分析した。AP通信も、カダフィ政権で反体制デモが発生した最初の数カ月間は傍観していた中国が、リビア情勢への関与を強めていると報じている。

中国は当時カダフィ氏退陣の声が国際社会から上がる中で、「リビア国民が決めること」と退陣要求には慎重な姿勢を示し、国連安保理事会によるリビアに対する武力行使の採決も棄権、NATOによる空爆についてもこれを批判していた。

中国は暫定国民評議会をリビアの合法的な政府とは認めていないが、同評議会と公に接触することで、リビア安定化に向けての関与の姿勢を打ち出した形だ。(翻訳・編集/津野尾)

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