金総書記の7度目の訪中は何を意味するのか?―米華字メディア

Record China    2011年5月27日(金) 13時53分

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25日、米華字サイトは「金正日総書記の7度目の訪中は何を意味するのか?」と題した記事を掲載した。写真は北京の住民が撮影した金総書記訪問による交通渋滞の様子。

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2011年5月25日、米華字サイト・多維新聞は「金正日(キム・ジョンイル)総書記の7度目の訪中は何を意味するのか?」と題した記事を掲載した。以下はその内容。

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北朝鮮・金総書記の訪中で最も大きな任務は中国から経済的な支援を取り付けることだろう。その具体的な内容は食糧援助と外資導入である。もちろん電話1本である程度の支援を得ることは可能だが、やはり直接出向いた方が支援額に違いが出ると踏んだのだとみられる。

金総書記はエジプトやリビアの政変を目の当たりにし、改革開放の必要性を痛感しているに違いない。自由貿易区として設置した羅先特別市への中国資本誘致にもこれまで以上の気合が入っている。今回の訪中では自ら中国企業のオーナーに北朝鮮への投資や工場建設を呼び掛ける可能性が高い。

今年初め、米国のロバート・ジョセフ前核不拡散問題特使は「北朝鮮は絶対に核開発を放棄しない」との見方を示した。核開発を放棄したリビアの惨状に「あすはわが身」とかたくなになっているからだ。だが、現状は国際社会で孤立し、経済的にかなり苦しい状況に追い込まれている。そのため、今回の訪中で「放棄」の姿勢を見せる可能性もゼロではないだろう。

いずれにしろ、金総書記がどんなに頑張っても、中朝関係の今後の行方が中韓関係の影響を受けることは必至。中国は中朝韓の三角関係で、同じ民族である2つの国とバランスよく距離を保つことが、自分たちにとって最も得策だと考えているからだ。(翻訳・編集/NN)

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