2011年5月5日、韓国紙・朝鮮日報は「中国人観光客の需要が急増、彼らが本当に欲しいものは一体何か」と題した記事を掲載。中国人観光客は今や世界の流通と消費にとってなくてはならない存在となっているが、その中国人が商品やサービスにさほど満足できていない点に問題があると指摘した。8日付で環球時報が伝えた。

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ボストン・コンサルティング・グループ（BCG）が中国の15都市、4250人を対象に調査を行ったところ、大部分の人が国内旅行、海外旅行ともに不満を感じていることが分かり、旅行で消費したい意思を持っているものの、大部分の商品やサービスはその額に応じた内容になっていなかったり、彼らを満足させられていないということが明らかになった。

中国の観光客市場は拡大とともに多様化してきており、「中国人観光客」という単純な括りでは対応が難しくなってきている。BCGの調査では、2013年には中国は日本を上回り、米国に次ぐ世界第2の観光客市場になると予測されており、今後10年間は毎年2500万人の中国人が“初の海外旅行”に出かけることが予想されている。

また、2020年には海外旅行回数で米国と同水準にまで成長し、韓国と日本を訪れる外国人観光客のうち、4分の1を中国人が占めるようになることが予想されている。（翻訳・編集/岡田）