ノーベル平和賞問題で中国が報復=一部ノルウェー製品の輸入を実質禁止―独メディア

Record China    2011年5月8日(日) 19時26分

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6日、独ラジオ局ドイチェヴェレは、中国がノーベル平和賞の報復措置として、サーモンなど一部ノルウェー製品の輸入を実質的に禁止していると報じた。写真は2010年1月、北京市スーパーでのノルウェー食品普及イベント。

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2011年5月6日、独ラジオ局ドイチェヴェレは、中国がノーベル平和賞の報復措置として、サーモンなど一部ノルウェー製品の輸入を実質的に禁止していると報じた。以下はその抄訳。

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10年10月、中国の人権活動家・劉暁波(リウ・シャオボー)氏がノーベル平和賞を受賞した。中国政府はノーベル平和賞授与は外交関係を悪化させると警告していたが、受賞後にはFTA交渉が無期限延期とされるなど、報復行為とみられる動きを示している。

影響は外交だけではなく、貿易にまで及んでおり、ノルウェー企業は悲鳴を上げている。かつてはノルウェー産サーモン最大の輸入国だった中国だが、現在は明文化された輸入禁止規定はないものの、通関時の検疫をわざと長引かせるなどの手段で実質的に輸入を差し止めているという。

この「ノルウェー製品ボイコット」だが、サーモンなどの輸入は禁止する一方で、石油、鉱物資源、化学製品など中国経済に必要な物資の輸入は続けている。ドイチェヴェレは「選択されたボイコット」と名付けている。また、中国企業のノルウェー進出も続いているという。(翻訳・編集/KT)

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